はじめに

9 月、いよいよ新米を収穫し、お届けできる時期です。お待たせいたしました！

現場では4 月の種まきからあっという間の半年でした。日本の四季という季節と天候の恵みの元、富山では4 月に種を播き、9 月には収穫できるお米という穀物。数年貯蔵することができ、食べれば人の生きるエネルギーになる大切な食糧。8 月の大雨で、日本各地多くの被害がありニュースではたくさんの浸水してしてしまった田畑をみました（涙）土遊野の棚田も崩れないだろうかと不安もありました。

そこに生きる糧がある農家は、田畑とともに生きています。当たり前のように毎日いただくどの食べ物も、勝手に生える野草などではなく、人が人のために育てているもの。いろんな努力と不安を乗り越え、だから“収穫” できるこの季節が心から待ち遠しく、涙が出るほど嬉しいのです。食べてくださる皆様の生きるパワーにしてもらい、いのちの支えとなれますようにと、願いを込めてお届けいたします。

＼新米情報／

新米・品種紹介

てんこもり

富山ブランド米。粒がしっかりしていて、艶があり、見た目良し！
味は、甘みが強く、もっちりしていて、冷めても美味しいです。
モチモチ度：★★★
粒の大きさ：★★★

コシヒカリ

日本でも長く人気の高い品種。粘りと甘みに定評があり、モチモチ感を好まれる方には多くリピートいただいています。
モチモチ度：★★★★
粒の大きさ：★★★

てんたかく

富山県を代表するブランド米。コシヒカリと似て程よい粘りや甘みがありますが、粒は大きく、炊きあがりがふっくらと綺麗に炊きあがります。富山県外での流通は少なく、有機栽培している農家も少ない貴重品種です。
モチモチ度：★★★
粒の大きさ：★★★★

イセヒカリ

伊勢神宮の神田でコシヒカリからの突然変異で誕生したといわれる珍品種。「硬質米」と呼ばれており、コシヒカリのような粘り気は少なく粒がしっかりして潰れにくいです。
モチモチ度：★★
粒の大きさ：★★★★

ミルキークイーン

低アミロース米として有名な品種。蒸したもち米のようなモチモチ感と、冷めても甘みやコクが強いのが大きな特徴です。粒は小さめですが、冷めても固くなりづらく、お弁当でも美味しくいただけます。
モチモチ度：★★★★★
粒の大きさ：★★

令和3年　新米販売スケジュール

9月10日頃～　 てんたかく
9月20日頃～　 コシヒカリ
10月10日頃～　イセヒカリ、てんこもり、ミルキークイーン
10月20日頃～　新大正もち米

新米が買えるお店情報（県内）

富山市エリア
・地場もんや
・黒崎屋
・そよかぜ藤の木
・coopとやま南店
・ありがとう南富山店
・アルビス大久保店
・アルビス八尾店
・アルビス高原町店
・アルビス新庄店
・アルビス奥田店

射水市エリア
・アルビス大島店

高岡市エリア
・北山米穀

土遊野食材を取り扱う団体様紹介

【富山県】みどり共同購入会

土遊野の有機米を両親が農業を始めたころからずっとお取り扱いいただき、土遊野農業を支えてきてくれた富山県「みどり共同購入会」さん。

生活において大切にすべきことを、ずっとずっと変わらずに想い、食べ物や生活用品を選び、紹介し、繋いでくださっています。みどり共同購入会さんで扱うものは一切の化学調味料や食品添加物を使用していない食品のみ！生産者さんとしっかり繋がり、確かなものばかりを選んでおられます。なるべく日々食べられるよう価格設定し、環境に配慮した商品、生産者の自立を支援するフェアトレード商品、どれも心温まるものばかりです。

ひよっこ農家娘　2代目代表の奮闘記

世界三大穀物。お米、麦、そしてトウモロコシと言われています。人間の主食であり、家畜と呼ばれる動物たちの主食でもあります。

土遊野の平飼いの鶏たも、毎日国産の米・麦を食べています。日本大半の家畜は高たんぱく高カロリーの輸入トウモロコシを食べていますね。何千年の歴史で、地球上の動物を支えてきてくれたこの穀物。トウモロコシやイネ科植物は新たなバイオエタノールの原料としても注目されており、地球温暖化による世界的天候不良により輸入飼料の価格は上昇の一途をたどっています。
「「どうして鶏のエサに輸入トウモロコシを使わないんですか？」
「どうして有機野菜の需要も多いのに、棚田でお米をつくるのですか？」
「どうしてこの条件不利地で農業をするのですか？」
これは多くの方からの素朴な疑問であり、私への日々の自問自答でもあります。

自国で人も家畜もなるべく自給率を高めて持続可能な農業を続けていくことが、どんな時代に子どもたちにどんな勇気を与えられるだろうか、まだまだ試行錯誤中、挑戦中ですが、私はそこに希望の光を見ています。

写真館