有限会社土遊野

土遊野通信2023.6月号

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土遊野通信2023.6月号

土遊野通信2023.6月号

2023/06/13

はじめに

6月土遊野一番の農繁期が続いています!土遊野の田植えは5月15日から6月17日まで(無事に進めば。)田植え後1週間で除草対策が始まり、棚田の畦草刈り、飼料用米の栽培管理、ジャガイモや野菜管理などなど目白押しです!5月中旬に無事にアイガモ部隊が生まれ、6月には田植え後1週間で放田し田んぼを移動しながら除草に力を借ります。そんな時でも、周りを見渡せば、森の木の花が咲き始めクマザサの緑が美しく、そしてキジやマガモや野鳥たちが田んぼ周りで家族を育んでいる姿に、みんな育む季節なんだと、ほっこりしながら頑張っています!

土遊野循環記

有機米の栽培と平飼い養鶏を主軸に 循環型農業を行っていますが今年の通信では、この循環について詳しくお伝えしていきたいなと思っています。農業に興味がある方、いつかやってみたいと思う方にはどんどん参考にしてもらえたら、嬉しいです。

第5回「中山間地域で農業経営をしていくために。」

前回は「地域資源の循環 例えば土遊野ではこんな感じ」というお話をしました。
自ら素材を活用し資材やエサや土を作れる技術を持つ人が、農業を通して育つことも目指していることも合わせてお伝えしました。

 

農業をはじめて13年、農業をやりたい!という人よりも、新作の肥料や農薬や品種や販路広告宣伝の営業の方からのお問合せを圧倒的にいただいてきました。
反収と品質を上げ、安定した食糧生産と食糧供給をするのが農家の使命でしょう。


しかし、そのために外部から資材を購入し続け、その資材が高騰する中、農産品の買取価格は見合って上がっているのだろうか。
たくさん収穫できるように投資をしているのに、たくさん収穫できたら値が下がる。
ここに、農業という仕事の魅力や価値はあるのだろうか。

 

ちなみに私や、おそらく両親も、農業に価値があったから農業を始めたわけではありません。
農業がどんな状況であれ、農業に価値があると自分たちが思ったから始めています。


だから真っすぐに「どうやったら農業をこの先も続けていけるのだろう…」「自分の力で続けていくためには?」と両親は続けていくことを考え続け、遠い外国の輸入資材に依存するのではなく、自らの知恵となるべく近くの地域資源(遠いと運ぶにも費用が多くかかってきます)で土づくりをし、生産できたものを正当な価格で販売できる形を求めたら、結果、循環型の農業になっていました。
とってもシンプルです。

中山間地域で農業経営をしていくために。
この場所での農業を私が大切にするのは、以前からの繰り返しになるかもしれませんが、日本の農地が4割も広がるこの中山間地域の可能性や価値や魅力を現場から伝えたいからです。
日本は豊かな国土を有する国であることを。

 

6月には棚田でアイガモ部隊が活躍し始めます!

今回はまた抽象的なお話になってしまいましたが、次回は農場にずっといる「ヤギさん」が生み出す循環についてお話します。

土遊野写真館

”アイガモ農法” 
土遊野では30年以上にわたり、アイガモ部隊の力を借りてお米づくりをしています。
田植え後7~10日後に、田んぼにネットを張り巡らし、野鳥からの被害を防ぐためテグスをはり、3~4週間田んぼ泳ぎ回ってもらいます。
水かきで水を濁らせ遮光して草の生育を抑える、双葉をかき上げる、虫さんを食べてくれる、糞が肥料にもなる、アイガモ部隊の入った田んぼはとても良い田んぼになります!

「ありがとう!よろしくね!」とアイガモが泳ぐ棚田の風景に、なんだか心が温かくなります(^^)

ひよっこ農家娘二代目奮闘記

どうして東京で自分の価値を見失ってしまっていたのでしょうか。
今なら分かります。


富山にいたときは、両親や地元のじいちゃんたちや学校の先生や友達、自分の存在意義を当たり前のように感じ ていた日々。
東京で誰にも期待されなくなって、私は居ても居なくてもいい存在だと凹んでいたのです。
富山に帰れば「若い」というだけで地域の希望の光になれる。
求められるところに、私はきっと逃げていました。


進学校進んで、浪人=負けで、どこか引け目を感じ何とか自分を繕おうと焦っていた18歳。
父から「慌てなくていいんだ」と一言に、誰かに期待される自分でなはく、自分は自分に何を期待しているの、 自分は何をやりたいのか、考えてもよいことに気が付きました。


浪人時代、本当にいい時間をもらいました。
きっと浪人しなかったら、私は農業家の道を選んでいなかったと思えるくらい、大切な有意義な時間でした。
2回目の大学受験で目指した大学は、東京外国語大学東南アジア過程タイ語専攻。
なんでタイ???
次号へ続く…

今月のおすすめ商品

有機棚田米ミルキークイーン 

土遊野で栽培しているお米の品種の中で、もっとも特徴があり、 コアなファンが多いのがミルキークイーンです。低アミロース米として有名で、もち米の蒸したようなモチモチ感と 、冷めても甘みやコクが強いのが大きな 特徴です。
粒は小さめですが、冷めても固くなりづらく、 お弁当でも美味しくいただけます。
普段のご飯に変化が欲しい♪
もっと違うお米を食べてみたい♪
そんな方にはぜひおすすめです。
あと、もちもち好きにも是非食べていただきたいです❤

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