有限会社土遊野
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土遊野通信2022.11月号

土遊野通信2022.11月号

2022/11/16

はじめに

11月。里山では森の紅葉が本格的になる時期です。森の生き物も冬眠前の冬支度をしている様子、田圃道はイノシシがあらしていく跡がいっぱいです。たくさんの動物も一緒に生きていると感じるのがうれしくも、田んぼののり面が崩されていくのを目の前に、どうしたものかと悩みの種でもあります。

こんな時、駆除の方法を考えるより、このイノシシや猿と共に生きていくなら、何を育てたらよいだろう、と考えます。イノシシや猿や野生動物、虫たちの繁殖力や進化の能力を知っているからです。人よりはるかに生き残るために必要な進化を遂げる力が洗練されています。

他の生き物をどうにかしようではなく、自分たちがどう変化できるか、里山で生きる時にはこの力が良く問われます。変化をくれる存在に感謝し、その変化を楽しめるなら、農業という仕事にとても向いています♪

土遊野現場チーム!

【特集】農薬化学肥料・ホルモン剤一切不使用、有機 JAS 認証取得!
棚田のキウイフルーツ

今年も棚田のキウイフルーツが収穫間近となりました。ホルモン剤処理をしていないので、市販のものより少し小ぶりですが、太陽と大地のめぐみがギュッとつまったキウイフルーツです。 品種はグリーンキウイの「ヘイワード」。キウイフルーツには皮にもたっぷりの栄養があるので、土遊野キウイは安心して皮ごとかぶりつくこともできます!

収穫後は低温保管し、硬い状態で出荷いたします。 密閉したポリ袋に入れて冷蔵庫で保管すれば来年春先までゆっくり食べられます。早く追熟させたい場合は、少しキウイに傷をつけるか、リンゴやバナナを袋の中に入れて暖かいところに置いてください。ただし、乾燥には弱いので、保存方法には十分に注意してくださいね。

土遊野平飼い卵のこだわり

今回は、土遊野で一番の人気商品である平飼い卵のこだわりをご紹介します♪

土遊野の鶏たちは毎日土の上を駆け回る平飼いという飼い方で育っています。100羽のメス鶏に1~2羽のオス鶏も一緒にいます。有精卵は50~70%ほどです。土の上を駆け回り、くちばしでエサや土をつつき、なるべくストレスをかけずに元気に生きてもらうことが、良い卵を産んでもらえるのに一番大切だと考えています。土に身体をうずめて砂浴びをし全身で体温調節したりミネラル補給したりしています。そしてその毎日鶏たちにかき混ぜ切り替えしてもらった床は、そのまま「発酵鶏糞堆肥」として田畑に使わせてもらっています。 平飼いの良いところは、鶏たちが元気に生き、その結果抗生物質やワクチン接種も 必要なく、安心安全を食べる方に届けられる!そして鶏糞堆肥を作ってもらえるのです。 良いことばかりですが、なぜ日本ではみんな平飼いしないのだろう。。。 私はすぐに疑問に思いました。これば「奮闘記へ続く(裏面へ)」

土遊野の鶏たちには、毎日「手作り自家配合&発酵」したエサをあげています。輸入トウモロコシが主原料の完全配合飼料ではなく、自分たちの持っている材料で配合しています。飼料用に育てたお米、国産麦、米糠や魚粉、カルシウム、そして里山に生える野草たち(緑餌)。それらを混ぜて、山にして一日積んでおくと、翌日、エサの山全体が発酵しています。そのエサを1/3程残し、そこに新しい材料を合わせまた翌日全体発酵させる。発酵とは「菌が生きている」証拠です。この生きた菌を食べ身体の調子も整えています。人間の菌活と一緒♪発酵菌は購入した特殊な菌ではなく、森の落ち葉の下に生きる土着菌です。土遊野の鶏たちは粗食で嘴と砂肝をフルに使う玄米採食のアスリートというイメージです。土遊野鶏の砂肝は驚くほど大きく立派! トウモロコシも食べず、わざわざ黄身の色を濃くするための着色材料を入れていないので、 黄身色は控えめなレモンイエロー!夏にみどりの草をたくさん食べると黄身の色が濃くなり、 冬は緑の草が減るのでクリーム色になります。卵の色で「緑の草食べ始めたのかな?!」と 季節も感じてもらえたら楽しいですね♪

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12月はお歳暮シーズン。
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ひよっこ農家娘 二代目の奮闘記

持続的な養鶏。ニワトリの病気は、土や糞を介して拡がるものもあります。大きな規模で、通年たくさんの卵を届けるためには、「土から離す」のが一番の得策です。土から離し、人が管理しやすいようになっているのがケージ飼い。私はこのケージ飼いのお陰で、今の日本では毎日あの価格であの量の卵が毎日流通できていることを知りました。人間に食糧を安定供給すること。とても大切な農業の役割でケージ飼い養鶏はまさにその目的を果たしています。 それでも土遊野で、両親がケージ飼いではなく平飼いをしている理由、それは、「平飼いなら非農家の私達にも養鶏を始めることができた」からと両親が話してくれました。たくさんの設備資金がないと鶏が飼えない、養鶏が成り立たない、というところにはぶつからず、平飼いで鶏舎を自分たちでトントンつくり、50羽程から飼いはじめたのが土遊野の養鶏のスタートです。エサは最初は農協で鶏のエサを買っていたけれど、輸入穀物を買い続けなければやっていけないのか?と疑問を持ち、エサづくりも勉強したそう。日本で続けていける養鶏なら、平飼いでお米で育てるところに可能性があると感じ、挑戦し、約40年。引き継いだ私は、日本の里山で、これならやっていける、未来に繋げ農業の形を受け継ぎつつあります。食料の安定供給のまえに、「日本で農家自身が仕事を継続していくためは?」という課題に挑戦し続けてくれた両親を、とても尊敬しています。

写真館

紅葉前の棚田
献穀田の祈祷
稲刈り体験会
コンバインで撮影会♪

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