はじめに

10 月、土遊野ではまだ稲刈りが続きます。晩生品種イセヒカリが10 月中旬の収穫です。

150 枚にとどく田んぼの稲刈りが終わると、少しほっとした気持ちとともに、来年に向けた土づくりがもう始まります。平飼いの鶏舎でニワトリ達が作ってくれたケイフン堆肥をまき、微生物たちが土をすき込み、冬の間にじっくり土を育ててもらいます。

秋の畑には冬ニンジンが順調に育っています。秋晴れになびくススキと赤とんぼたち、どんぐり、むかご、鬼クルミと秋の虫の音。里山はまさに実りの秋を迎えています。

みなさんの土地では、どんな秋を迎えていますか？世界中の気候変動による災害やその影響など不安なニュースも多いですが、そばにある力強く育つ木々の巡りがその土地にある限り、日本の大地は大丈夫。

【お知らせ】毎月、土遊野直送で精米したての棚田米をお届けします。

この度、土遊野有機棚田米をご愛用くださる方に向けて、お得に購入できて且つ、一回の購入手続きのみで、毎月土遊野からお米が届くサブスク（定期便）サービスをはじめました。今後、品種やサイズのバリエーションも増やしていく予定です。

土遊野食材を購入できるお店紹介

【富山県】北山米穀（きたやまべいこく）

両親の代から土遊野の有機米を長くお取り扱いいただいている富山を代表する富山県産のお米専門店「北山米穀」。
安心・安全かつ鮮度の高い富山県産のお米の販売にこだわり、厳選した生産者さんから直接買い付けもしています。
高岡の素材にこだやったスーパーマーケットフレッシュ佐武内にお店があります。お店だけでなく、ホームページでも、お取り扱いしているこだわりのお米をご覧いだけます。

ひよっこ農家娘　２代目代表の奮闘記

実りと種まき。

食べ物として収穫するものには、「種」になるという役割もあることをぜひ思い出してみてください。土遊野のお米は今年収穫したお米を籾の状態で保管し、春に「種」としても使います。ジャガイモも、少し形がわるくて出荷できなくても、とっておいて翌春に種イモとして植え付けます。実がなり、その中の種をこぼして、自然は循環しています。

今年初めてシャインマスカットを少しですが出荷できました。土遊野のシャインマスカットは「種あり」です。今の世は「種なし」ブドウの方が主流だそうですね。種なしブドウというすごい発明！大きな恩恵もあるでしょう。ホルモン処理をして種をできなくする技術。人間が「食べるためだけ」に育てると、種はない方がよいし、鶏は太らせて肉付きがよい方がよいかもしれません。でも、それを植物と動物に強いることは、巡り巡って私たちに還ってくるのでは？とすこし心配しています。私たちはその食べもので身体を育て、生きているのですから。

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