初生ひな 到着
2021/04/22
土遊野では、卵を産んでくれる鶏たちを、毎年春にひよこさんから育てています。生まれてすぐに送られてくる初生ヒナ、初めてのごはんは土遊野の有機玄米です(^^)一緒にアデア牛乳やヤギ乳も飲みます。1週間ほどで親鶏たちと同じ発酵飼料を啄み始めます。普通はチックフードといって、人でいうと離乳食時期があり、流動食のような細かい粉食から始まりますが、土遊野では浸種して少し酸っぱい香りのする発芽玄米、まるまる(笑)これを消化できる器官がヒナ立ちの身体の中で育っていきます。逆にチックフードで育つヒヨコはうちの玄米採食のごはんは消化するのに難しいかもしれません。
土遊野の鶏肉の中で、「砂肝」を召し上がったことのある方はご存知でだと思いますが、すっごく大きく立派です。モミつきのお米や大豆、カルシウムや地面の石ころ、野草を砂肝をめいっぱいつかって消化しエネルギーに替えています。
もっと食べやすく、吸収や消化が良いものを。。。と思う気持ちもあるかもしれませんが、玄米採食の彼女らは、6カ月してしっかりと良い卵を産んでくれます。量産、多産、人の効率を思うと、もっとよい餌や仕組みがあるのかもしれませんね。でも、鶏たちをしっかり元気に育てる、その卵や鶏肉を大切にいただく!生きる基本!!!
この子たちを経済動物と、私はいつまでも呼ぶことはできません。
配合飼料というとても有効な餌が、日本にはあります。このおかげで、間違いなく日本の畜産物の今の供給量と価格が保たれています。凄いです!!より効率的に、供給できるようにとの思いから、遺伝子組み換え作物が開発されたり腐らないようにポストハーベスト農薬もあります。「人の食糧をより多く生産するために」という想いは、農家はきっと皆同じ。
土遊野で、その配合飼料を使わないのは、“家畜と共に生きている”という気持ちを大切にしたいから。鶏達にかける負荷は、人に必ず返ってきます。この負荷は、私の身体にかもしれないし、次世代の子供にかもしれれない、糞が循環して土にかかるかもしれない、どれも本当に見えにくいです。
いつか、いただいてる命の生きているところを、ぜひ見てほしい。子供たちにも見せてあげてほしいです。そこから感じ取ることはそれぞれあると思いますが、元気に走り回り生きている子たちから、ぜひ命の巡りを感じてもらえたらうれしいです。
私には娘がおり、離乳食の初期から玄米を食べています(^^)これは、正しいとかではなく、合う合わないもあるので強くススメはしませんが、「小さなころに食べるもので、身体は作られていく」というのはヒナと一緒だと思ってあげることにしました!栄養豊富な玄米!そして卵と味噌汁!野菜嫌いではありますが、お通じもよくぴかぴかに元気に育ってくれています♪
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