土遊野通信2020.11月号
2021/03/22
野生動物に出会える季節
霜月、土遊野のある里山では栗の実が落ち、銀杏の葉が黄色くきれいに紅葉し、落葉樹の紅葉がピークを迎えています。
棚田では来年の田んぼづくりが始まっていますが、イノシシたちがエサを探して田んぼ道を掘り返し困っています。ウリボウや日本ジカ、カモシカさんにそしてクマさん、今年は冬が寒い予報が出ていること、動物たちは肌で感じ取っているかのようです。
年で一番野生動物たちと出会える季節が11 月。
出会うたび少しびっくりするけれど、ここにはまだ私たち以外にもたくさんの生き物と一緒に生きているんだなと、なんだか安心もするのでした。
棚田で育ったキウイフルーツ
今年も棚田のキウイフルーツの収穫、出荷の時期になりました!
もちろん農薬化学肥料や・ホルモン剤は一切不使用栽培です。ホルモン剤処理をしていないので市販のものより少し小ぶりかもしれませんが、太陽と大地のめぐみをたっぷりじっくり、ギュッとつまったキウイフルーツです。
品種はグリーンキウイの「ヘイワード」。
キウイフルーツには皮にもたっぷりの栄養があるとのことで、土遊野キウイは安心して皮ごとかぶりつくこともできます!
収穫後は低温保管し、硬い状態で出荷いたします。密閉したポリ袋に入れて冷蔵庫で保管すれば来年春先までゆっくり食べられます。早く追熟させたい場合は、少しキウイに傷をつけるか、リンゴやバナナを袋の中にいれ暖かいところに置きます。キウイの天敵は「乾燥」です。どこに保管するにしてもポリ袋にいれておきましょう。
ひよっこ農家娘 2 代目代表の奮闘記
森のそばで生きる。
私の自宅にはエアコンがありません。冬の暖は薪ストーブです。あっという間に朝晩は15 度を下回る気温で今年は10 月中頃から薪ストーブを焚き始めました。この冬使う薪を準備するのは1 年前、ということは、この冬には来年の薪を用意し始めるのです。農閑期であり、森の木が一番乾く冬に、森の伐採や間伐管理をします。農業と林業は、きっと昔から里山ではどちらも生業(なりわい)だったのでしょう。この冬は農場にある竹林を整備(伐採)してチップにし、鶏のエサに混ぜたり、竹の炭にして畑の土づくりに活かしたいと考えています。
まだまだ活かしきれない豊かな森に、いつも感動や知恵をもらっている気がします。
今月のイチオシ商品
アイガモ肉
5月に生まれ、田んぼを泳ぎまわり、2か月間一緒にお米を育ててくれたアイガモさん達。
これから寒くなり脂が乗り始める冬が、アイガモさん達のおいしい季節になります。
アイガモ農法は子ガモに活躍してもらわねばならないので、ワンシーズンで命をいただくことになるのです。その分感謝の気持ちを込めておいしくいただいていただき、命を繋いでいけたらと願いを込めています。
エサは鶏と同じ発酵飼料をあげて泳ぎ回っているので、筋肉質で歯ごたえがありますが、マガモに近いカモ肉本来の味わいがあります。アイガモの脂には不飽和脂肪酸であるαーリノレン酸が多く含まれる健康にもよいお肉です♪
<おすすめの食べ方>
アイガモ肉の無水鍋をご紹介します。
①半解凍の状態で、包丁で2~3ミリほど(お好みの厚さ)にス
ライスします。
②土鍋にカモ肉のみを入れ、弱火で10分ほど
火にかけます。(油は引きません)
③カモの脂が出て来たら、お肉に少し塩コショウをふり、ハクサ
イや大根・ニンジン・ネギなどお好みの野菜をお肉の上に乗せ、
蓋をします。火は中火ほど。
④土鍋のフタから湯気が噴き出て来たら、完成です。ポン酢や醤
油など、お好みで味を調えてお召し上がりください。
お知らせ
11 月に販売開始する商品のご紹介です!
- 有機棚田米イセヒカリ
- 新大正もち米
- キウイフルーツ
- アイガモ肉
- 焼き芋プリン
- ココアプリン
土遊野写真館
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