【NHKクローズアップ現代】levo鶏の谷口シェフが特集
2024/10/22
10/22(火)19:30~NHK総合「クローズアップ現代」
「美食」が地方を救う!? ガストロノミーツーリズム
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土遊野と谷口シェフの求める心から生まれた「levo鶏」
土遊野では、ずっとlevo鶏を育てている。
平飼い養鶏で、主に平飼い卵を出荷していた時、
農場を見学に来た谷口シェフが、
「このサイズの鶏がほしい」という雛鳥とのの出会いが始まりだ。
養鶏家からしたら、どこか食べられるんだろうか? というサイズだったことを覚えている。
levo鶏を、品種から選び、育て、ときに寒さや外的に被害に遭いながら…
毎日通年安定して届けられる様になるまでに、5年はかかっただろう。
普通なら、安定供給できないなら、取引が始まらないというのが当たり前。
谷口シェフの特別なところは、その時間をかけられるところだと思う。
食材を選んでいるのではない。
すべてが命であると知っていて、命が育つ時間、命を育て上げる時間を待てるシェフなのだ。
levo鶏のために、食鳥処理施設や許可を取得し、専用鶏舎も建てた。
卵は自社で自家孵化し、毎週可愛いひなが生まれてくる。
そして注文があると、大きさになったひなを捕まえて、締めて、命をいただく。
農家とは、他の生命に手をかける、残酷な仕事だと、伏せったことがある。
その気持ちをすくい上げてくれたのもシェフだった。
levoに食事にいき、levo鶏を他のお客様に提供しているシーンをずっと眺めていた時でした。
あの小さな雛鳥を、内蔵や皮やガラまですべて活かしてくれていた。
頬張る人の「おいしい」という言葉に、涙が溢れた。
今までの、自分の仕事と雛の命が、報われた瞬間だったから。
私は命を奪うのではなく、この子たちの命を繋ぐために、現場に立とう。
一緒に繋いでくれる人が、ここにいるじゃないか。
農業とは、一人でやるものではなかった。
今では、ファームツアーでlevo鶏たちを紹介し命の繋がりを伝えることも大切にしている。
levo鶏には、私の命を繋ぐ農業の原点がある。
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