土遊野通信2020.12月号
2021/04/03
2020年を振り返る
師走です。
皆さんにとって、どのような年でしたでしょうか?
コロナの感染が拡がり多くの影響が多く、まだ先行きも不安な一年だったなと振り返りました。11 月の初め頃、森のクマさんが鶏舎の入り込み、2 日連続でニワトリを襲う被害がありました。土遊野養鶏史上、初めての出来事でした。
いつも共生してきたクマさんも、生きるために必死。
森の中でどんな変化が起きているのか、その変化にも私たち人間の影響が及んでいるのだろうか。
異常気象や森の目に見えにくい変化を、こうした衝撃とともに実感する、農林水産業は、たいていその一番先頭で衝撃を受けるのだと、体感したのでした。
皆さまとともに、安らかで幸せに希望を抱いて良い年をお迎えできますように。
ボーンブロスで丈夫な身体づくり”鶏ガラ”
土遊野の鶏たち、抗生剤やホルモン剤、輸入トウモロコシなど一切フリーで育てていますが、この子たちの鶏ガラに最近注目が集まっています!!
ぜひ、「ボーンブロス」と一度検索してみてください。
いわゆる「出汁」のことですが、「天然のサプリ」として骨から染み出る豊富なアミノ酸や栄養素により・整腸作用・風邪の予防・自己免疫疾患への効果などがあげられるそうです。国内でも良質の鶏ガラを探し求められる方が増えており、お客様からこのボーンブロスについて教えていただきました。( 私自身もただいま勉強中です)
平飼いでのびのび走り回った子たちからは、確かに美味しい出汁がでます。この鶏ガラ出汁で作ったカレーやラーメンは、罪悪感なくスープも最後まで飲み干せます。
皆さんの身体に合った美味しい食材が見つかりますように。
ひよっこ農家娘 2代目代表の奮闘記
菌と生きる。
土遊野養鶏では良い菌を増やした「発酵飼料」を毎日手作りしています。
空気を入れ替え良い餌を食べてよく動き回る。鶏達はこうしてこの時期の鳥インフルエンザ対策をしています。
土づくりの基本も、土の中の微生物を最大限生かすこと、その微生物を増やしたり植物が栄養を吸収し易くしてくれるのも、土の中の菌たちがいるから。
だから、殺菌して土の中の有機物(草や微生物たち)がいない土では、上から肥料をやり病気にかからないよう殺虫剤をかけなければ育たない。私たちはこの土地を痩せた土地と呼びます。
人の身体もきっと同じ。
殺菌、除菌は病気に対して大切なことですが、身体に良い生菌を取り込み( 菌活) をしてバランスをとって、菌とともに生きる。とにもかくにも、感染拡大がいち早く終息へと向かいますように。

今月のイチオシ商品
”有機棚田米イセヒカリ”
伊勢神宮の神田で栽培されていたコシヒカリの田んぼに、台風が襲来した。べったり倒れてしまった稲の中に凛と立っていた稲株、これがイセヒカリです。
コシヒカリの突然変異とされていますが、食感は大きく違います。
土遊野ではこのイセヒカリを10 年以上自家採取して栽培しています。
10 月中頃に収穫できる晩稲(おくて)品種であり、雑草に負けない生育力、背丈が低く倒れにくい、棚田で有機栽培する私たちには、希望の光のようなお米です。
「硬質米」と呼ばれ、粒がしっかりしており、コシヒカリのようにべたっと粒がつぶれることがありません。リゾットや酢飯、ライスサラダやチャーハンなど調理しても、しっかり米粒が立つのでおすすめです。
炊くときは、いつもより浸水時間を長めに(6 時間以上) とると、また食感も変わるので、お好みの炊き加減を見つけてみてはいかがでしょうか?
2 年前から富山の桝田酒造さんにて、この有機棚田米イセヒカリ100%で日本酒「Doyouknow」を仕込んでいただいています。今年は3 年目、どんなお酒に仕上がるのかとても楽しみです。

お知らせ
- 秋冬野菜の販売スタートしました!
人参、大根、カブ、生姜、さつまいも、じゃがいも、銀杏、ヤーコン、落花生、キウイ等。 - 平飼い卵は今だけオンラインショップ限定で5%割引きキャンペーン実施中!
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